Arts and Crafts, Food and Styling, Tradition and Originality

スチュアートのペルソナランド開村!

スチュアートのペルソナランド開村!

この数か月、待ちに待ったペルソナランドが幕をあけた。

昨年2017年10月、久しぶりに会ったスチュアートは、ニューヨークのミッドタウンの公園のベンチで、ペルソナランドの構想を話し始めた。
スチュアートは、私が出会った中で最も既成概念を超えたアーティストであり、いつも彼と話をするのは気持ちが良い。コミュニケーションの方法も彼の作品の一部だと思う。

彼とペルソナの説明はここに。

スチュアート・ウィルソン

彼はスケッチの山、束になった紙の資料とカラーコピーを次から次へと取り出して熱っぽく語った。
「これがあれば、世界中の人たちとつながれる」
「ペルソナランドの真ん中に待ち合わせできる泉がある」
「村の案内役は犬と猫の頭」
「どこの誰でも、自分の作品を発表できる場所、ギャラリーを造る」
「詩や音楽、演劇を発表したい人のために、屋外舞台もある」
「仏教のお寺や神道に興味がある人のために、お参りできる道を造る」
彼のアイディアは止まることなくあふれ出てきた。

40年間にわたり全国で3万1千体を超えるペルソナを販売し、数千枚のペインティングを発表、自分の作品制作だけでなく、ニューヨーク州パブリック・イメージ・ギャラリーや、コネチカット州アート・ウェル・ギャラリーを立ち上げ、ディレクターとして経営してきた。彼自身アーティストでありながら、他のアーティストの気持ちが代弁できる、新しい才能を発掘できる特殊な人だ。発想が常に新しい。その彼が考えたのはペルソナランドという村。1人でも多く訪れてもらって、村人が増えてくる、するとたくさんの人たちの才能をそこでお互いに知り合うことができる。ゲーム好きな人はゲームも楽しめるようになる。才能あるデジタルアーティスト、アニメーター、プログラマー、サウンド、ミュージックデザイナー、ゲームデザイナー、VRプログラマーが彼の周りに集まってきた。そして彼の奥さんリンダは女優であり脚本家として支えている。

2008年開設されたクラウド・ファンディング、IndieGoGo。今回ここでどれだけ支援者が集まるか、それは彼にとっての新しい挑戦だ。アメリカのクラウド・ファンディング二大勢力を持つIndieGoGo と Kickstarter。Kickstarterはアメリカ国内だけ、IndieGoGoは世界中の人に発信できるシステムになっている。私も初体験で参加してみた。何ドル投資したいかその金額を選び、名前とメールアドレス、カードのナンバーを入れると、あっという間にIndieGoGoから
「ご協力ありがとう!あなたは#4です」と返事がきた。そして目標金額に達成しないとそのまま終わるKickstarterに比べ、IndieGoGoは達成しなくてもそれなりの報酬(プレゼント)が送られてくる仕組みだ。日本のふるさと納税を思い起こさせる。投資する金額により、ペルソナランドはビジター、ゲスト、村人、友人、パトロン、大使、ビルダー、エンジェルと段階がある。
アーティストが自分の制作発表の場を探しギャラリーやキューレイターとやりとりをし、形にしてゆくのも素敵なことだけれど、ペルソナランドはどんなルールも超えた自由で枠や壁がない、大きな村のアートギャラリーになることは間違いない。そうなって欲しい。

ペルソナランド Indiegogo の入り口はこちら。
https://www.indiegogo.com/projects/personaland-computers-community#/

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