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ペルソナランド通信その1

ペルソナランド通信その1

スチュアートのペルソナランドは、今クラウドファンディングで世界中のアーティストのつながりを3Dの中で実現しようとしている。Youtubeで見つけた彼の発信の試みは短いけれど心打たれるものがある。そしてこれは誰の詩?と興味をおこさせるのだ。

Yesterday is history
Tomorrow is a mystery
And today?
Today is a gift
That's why we call it the present

昨日は歴史
明日は神秘
そして今日は?
今日はギフト
だから私たちはそれを"今日"って呼ぶんだ

英語のpresentは、"贈り物、プレゼント"と、"今日、現在"という意味がある。同じスペルなのに。言葉遊びなんだけど、それだけじゃない。
この詩は、ババトゥンデ・オラントゥジというナイジェリア人のドラマー、教育者、社会運動家が遺した言葉だ。1927年4月7日にナイジェリアで生まれ、2003年4月6日、カリフォルニアで死去。23歳で奨学金を受け取りアメリカへ。故郷のドラムの音をニューヨーク・ハーレムでも響かせた。1950年代の後半、ライブ活動で多くのミュージシャンを魅了。コロンビアレコードと契約しスタジオミュージシャンの仕事を始めると、ジャズミュージシャンの圧倒的な支持を得る。ジョン・コルトレーンは、彼に捧げるレコード、"トゥジ"を発表。サンタナやクィンシー・ジョーンズなどとセッションを重ねる一方、ハリウッドの映画音楽にも参加していた。1986年のインディーズ映画、"She's got have it"を覚えているだろうか。スパイク・リー監督の作品に参加し80年代のハーレムの若者文化を音楽とともに観客に印象づけた。彼のドラムの音は鼓動であり、国境、文化、宗教をも超えた音の奇跡として、白人にもアフリカ人にも音楽を信じる力を遺したのだった。

Youtubeのペルソナランドの中でこの詩を楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=7v7x8ixacSk

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